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どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中

第15章 ぼくからラビへ


ー次の日ー


アユは無事にラビにプレゼントを渡せたのか心配だったけど、そんな心配はいらなかったみたい。
朝食堂で見かけたラビはちゃんと両耳にピアスをしていたから。


「リナリー!」


ラビが私に気付いて駆け寄ってきてくれた。


「リナリー、オレの誕生日のことアユムに教えたんだろ?ありがとな。おかげでいいもん貰えた!それでさ、お礼とかしたいんだけどどうすればいいと思う?」


ラビが駆け寄って来たのは、それを聞きたかったからなのか。と納得する。
ラビがすごく嬉しそうに耳を触ってるのを見て、羨ましく思う。
お互いこんなに好きならさっさとくっつけばいいのに!
と心の中で叫んだのは秘密。


「ラビ、アユは10月12日が誕生日なのよ。だからその時にお礼も兼ねてプレゼントしてみたらどうかしら?」

「それいいな!でも、まだ2ヶ月もさきだろ?もうちょっと近々でお礼したいさ。」

「じゃあ、デートにでも誘えば?あの子、全然洋服持ってなくてね、この前一緒に出掛けた時にたくさん選んであげたんだけど、着る機会がないからもったいないって言ってたのよ。だから着る機会をあげたらどうかしら?」

「なるほど……。ありがとな!誘ってみる!」


ラビはもう食べた後だったみたいで手を振って食堂から出て行った。
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