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どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中

第15章 ぼくからラビへ


本を読んでる途中、右肩に重みを感じて見てみると、そこにはアユムの頭が。
規則正しい寝息を立てて寝ていた。


「寝ちゃったさ?」


起こさないようにとは思いつつも、小さい声で声をかけるけど、反応はなし。
やっぱり寝たみたいさ。
肩を動かさないようにアユムの顔を覗いてみる。
ちょっと眉間にシワが寄ってた。こんな体制で寝てたら、そら眉間にシワも寄るさ。だから、頭を肩から下ろして椅子に横に寝かせてやろうかな、とか、部屋まで運んでやろうかな、とか思った。
でも、このまま肩にアユムの頭がある方がオレは良かった。だってこんなこともう二度となさそうだから。アユムのこんな無防備な姿、今後いつ見られるかわからないレア中のレアだ。もうちょっと堪能したかった。

とりあえず、急いで本を読むことに変わりはないと思ってそのまま本を読むが、、、アユムのことが気になりすぎて内容が入ってこない。
今日は本を読むことを諦めることにして、アユムの寝顔を堪能することにした。



その後、しばらくしてからアユムを横抱きにして部屋に連れてってやった。
ベッドに下ろそうとしたとき、アユムがオレの胸元を掴んで離そうとしなくて。そんなところがまた可愛くて可愛いくて。でも、男が女の子の部屋にいるってやっぱりやばいと思うから、名残惜しいけどアユムの手を解いて部屋を出た。
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