どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第15章 ぼくからラビへ
1人で食堂でご飯を食べて、そろそろ書類できたかなぁってバクさんのところに向かった。
「なっ!?なぜ!!???!ねぇ、なんで!?ぼく帰りたい!」
そこでバクさんは仕事なんてしてなくて、リナリーへのラブレターやら、リナリーへのプレゼントやらを準備してた。
「お!アユムか。ちょっと待ってくれ。これを準備し終えたら書類見るから。普通に郵送したら食べ物とか贈れないけど、アユムがいたらその日中に着くから食べ物も贈れることに気づいてな。アジアにしかない食べ物とかもリナリーさんに届けて欲しいんだ。だからもう少しゆっくりしてていいぞ。」
「いやいや、ぼく帰りたいんだって。もう今すぐにでも帰りたいの。」
「疲れてるんだろ?休んでからの方がいいんじゃないのか?むしろ泊まっていってもいいんだぞ?」
「だぁかぁらぁ!帰りたいの!!」
(だってラビの誕生日だもん。今日中にプレゼント渡したい!!)
ぼくは呆れちゃったからフォーのところに行くことにした。
「フォー!いるー?」
「アユム、どうした?」
「バクさんが全然仕事してくれない。もうぼく帰りたいのに。」
「そんなに帰りたいのか?」
「ちょっと今日中にやりたいことあったの!なのに朝っぱらから部屋のドアを大音量で叩かれて起こされてこき使われて。もうやだ。帰りたいの。」
ぼくはその場にしゃがんで蹲った。
「お前大変だな。」
フォーが頭を撫でてくれる。なんかそれが気持ち良くてだんだん瞼が重くなってくる。
そりゃそうだ。昨日はどうやってプレゼント渡すか考えてたらあんまり寝れなくて、やっと寝れたと思ったら叩き起こされてここにいるんだもん。疲れたし眠くなるのは当たり前で、寝ちゃった。