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どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中

第14章 巻き戻しの街


アレンは瓦礫の下から自分の団服を見つけて羽織る。リナリーも戻ってきた。


「お前ら、もういいよ。」


ロードは笑ってAKUMAに言う。

リナリーはロードが何者かをアレンに問う。アレンはそれに答えてロードのことを話した。


「A-L-L-E-N。アレン・ウォーカー。AKUMAの魂が見える奴。実は僕、お前のこと千年公から聞いて知ってるんだぁ。お前、"AKUMAを救うために"エクソシストやってんでしょう?大好きな親に呪われちゃったから。ふふっ、だから僕、ちょっかい出すならお前って決めてたんだぁ。おい、お前。」


ロードは近くのAKUMAを呼ぶ。


「自爆しろ。傘ぁ、10秒前、カウント!」

「10レロ、9レロ、」


傘のレロが数える間にもAKUMAは抵抗する。


「一体何を!?」

「イノセンスに破壊されずに壊れるAKUMAってさ、例えば自爆とか?そういう場合、AKUMAの魂ってダークマターごと消滅するって知ってた?そしたら救済できないねぇ!(笑」


アレンは爆発する前にAKUMAを破壊しようと飛び出す。


「1レロ」


その瞬間、AKUMAは自爆した。
アレンの目には消滅する魂が映る。


「たすけてぇぇぇ!」


ロードはその様子をみて大爆笑。

アレンの左目からは黒い涙が流れる。


「なんで止めた!!」


アレンは顔を上げてリナリーに迫り、怒鳴る。
リナリーはそんなアレンの頬に平手打ちをした。


「仲間だからに決まってるでしょ!」


リナリーは涙を流してアレンに訴える。


ーパチパチパチパチー

「すごい!すごい!爆発に飛び込もうとするなんて、予想以上の反応!」


ロードは手を叩いて喜ぶ。


「でもいいのかなぁ?あっちの女の方は。」


ロードがミランダのドームの方を指差すと、もう一体のAKUMAがドームに向かっているのが見える。
しかし、そのAKUMAはアレンとリナリーの連携によって破壊された。
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