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どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中

第14章 巻き戻しの街


アレンとリナリーが追っていたスリはAKUMAだった。そう、罠である。

3体のレベル2のAKUMAに集中攻撃をされアレンは気を失ってしまった。




アレンが目を覚ますと、目の前には時計に括り付けられたミランダが。
動こうとしても、発動した左腕が釘のようなもので壁に打ち付けられていて動けない。


「起きたー?」


ロードがアレンの団服を着て風船ガムを膨らます。

ロードの隣には髪を巻き、黒のドレスに身を包んだリナリーが座っている。


「リナリー!」

「気安く呼ぶな!ロード様のお人形だぞぉ。」


AKUMAが言う。

アレンは左目を発動させてロードを見る。


「AKUMAの魂が見えない。AKUMAじゃない、君はなんなんだ。」

「ぼくは人間だよ。人間がAKUMAと仲良しじゃいけない?」

「AKUMAは人間を殺すために千年伯爵が作った兵器だ…!」

「兵器は人間が人間を殺すためにあるんでしょ?千年公は僕たちの兄弟なの。僕たちは選ばれた人間。神に選ばれた本当の使徒なのさ……ノアの一族がね。」


そう言うロードの肌色が褐色に変わっていく。



この場所はあの街のどこでもない。
言わば、ロードの作る世界だ。

だから現実のあの街からアレンたち3人と時計が姿を消している。
元々時計の置いてあったミランダの部屋の壁には
『I've got your inocence!Ho-Ho-Ho-!』
と書かれていた。
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