どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第14章 巻き戻しの街
所は変わり、街の外。
土砂降りの中、トマは木の下に立っていた。
そこにはピンクの傘をさした、否、千年伯爵の傘をさしたあの青髪の女の子。
しかし肌の色は褐色ではない。
「ほぉ。ここが巻き戻しの街か。」
少女は傘を前に突き出す。
「レロ?な、なにするレロかぁ!レロレロレロ、痺れるレロォ」
傘はバチバチ火花を散らせながら街へと入っていく。それに続き少女も中に入る。
そこには黒い煙が立ち込めている。きっと傘や少女が焦げたのだろう。
トマはその光景を見て驚く。
少女は街に入ると丸焦げ。でも洋服も本人の体もすぐに元通りになる。
「ロード・キャメロットちゃん参上ぉ」