どんな世界でも女神は笑う。【D.Gray-man】※停滞中
第14章 巻き戻しの街
所は戻り、アレンたちのいるパブ。
アレンはミランダの似顔絵をリナリーに見せる。が、どう考えても下手である。
もうめちゃくちゃ下手である。
「これを手がかりに探せば、」
どうやらアレンは、その似顔絵に自信があるらしい。
リナリーは思わずため息である。
「あれ?変ですか?」
「うん、変。」
リナリーも直球。
「こんなことなら、2手に分かれずに調査すればよかったわね。退治したAKUMA、確かにその人にイノセンスって言ったの?」
アレンが返事をすると、大量の料理が運ばれてくる。
「こ、こんなに?」
「いっただっきまーす!」
アレンは一瞬で食べ終える。
「食べ盛りなんだね。」
リナリーは驚くばかり。
「さっきの続きですが、彼女が多分今回の確信の人物だと思いますよ。運がよかったです。リナリーの方はどうでした?」
「コムイ兄さんの推測は当たりみたい。アレンくんと分かれた後、街の外へ出てみようとしたんだけど、どういうわけか街の中に戻ってしまうの。」
「それじゃやっぱり。」
「私たち、この街に閉じ込められて出られないってこと。イノセンスの奇怪を解かない限りね。」
「イノセンス?」
リナリーの言葉に反応したのか、リナリーの後ろからミランダが顔を出す。
「あー!!この人です、リナリー!」
ミランダは悲鳴を上げて逃げる。