第1章 夕日
リマside
先生が質問タイムだとか言ったせいで、今私は教卓の所に立っている。
…やたら髪の色が強調されてる奴らがいるな…アイツらがキセキの世代というやつか………
質問タイムとやらが始まった。
女「どこから来たの?」
「池袋から。」
男「彼氏はいる!!?」
「いない。」
何故だろうか。凄く教室の男子がうるさい。
まあ、いいや。
女「部活はどこに入るの?」
「一応、バスケ部のマネージャーをするつもりです。」
女「あ、じゃあリマちゃんが噂の子か!」
?…ああ、スカウトの話か。
「多分…」
それから数十分、やたらと異性関係について聞かれた。…疲れた。
つまらない…部活になれば少しは楽しめるか?
?「何?アイツ……」
そんな呟きに気付かず、日常はさらにつまらなくなることを、私はまだ知らない……
授業を全て受け終え、放課後になった。
私は、真っ先に教室を出…ようとしたが、自分のクラスにいたとある女子に引き止められ、屋上に付いていくことになった。
可「私は藤井可菜っていうの。よろしくね?」
「よろしく。」
まあ、屋上なんて、どうせする事目に見えてるけど………そんな事して、何が楽しいのかな?
屋上到着…