第2章 恐怖
桃井side
電車で池袋に着いて、これからどうしようか悩んでいるとき、見覚えのある人が目に入った。
桃「あれ?…折原さん?」
臨「…あ、桃井ちゃんとキセキの世代のみんなか。どうしたの?」
すっごくついてるよ!これでリマちゃんのとこにいける!
赤司君が説明して、折原さんが口を開いた。
臨「そっか。…今、俺はリマを探してるんだけど、君達はしらないんだ…」
探してるんだけどって…
桃「じゃあ、今リマちゃんは家にいないんですか!?;」
臨「うん。…GPSの反応みて家にあったから、学校とか心配して行ってみたんだけど………呼んでも出てこないから合鍵使って入ってみたら、いなかったんだよ。」
桃「そうだったんですか………え?GPS?合鍵!?;」
この人ダメだ;;
臨「なーんか嫌な予感するんだよねぇ…池袋にもいないし新宿にも来てないし…あと行くとしたら学校の近くぐらいだろうから今から行こうとしてたとこ。…君達も、一緒に探す?」
なんてことだろう。
入れ違いになってしまったのかもしれない。
でも、白井さんの理解者である折原さんに着いていくのは、何かと得策であると考え、私たちは折原さんと行動を共にした。
~電車の中~
臨「じゃ、とりあえず番号交換しよっか♪」
という折原さんの提案で、私たちは連絡先を交換し合った。
________昨日の様子からは考えられない折原さんの態度をあまり気にとめずにいた。
もっと、リマちゃんの事を知りたい…仲良くなりたい…
そんな思いが頭の中を駆け巡っていた。