第1章 夕日
「ハァッ…////;ぁ////」
呼吸が乱れてる。変な感じもする。
でも、私の体が震えてる理由は、今はそのどちらでもなかった。
臨「…」
目を開いて体を強ばらせて…震えが止まらない。
さっきの感覚…目隠しされて、舌を使ってキスをして…
「や…………;ハッ…やだ…;」
『あの時』と同じ感覚…
怖い…怖い…!!
今私の体が震えてる原因…
それは単純に、『恐怖』というものだった。
フワッ
「……え…?」
臨也に抱き寄せられてから、おでこに柔らかい感触…
臨「……………____」
「!!」
気がつくと震えはおさまってた。…臨也の表情も、元に戻ってた。
そして、臨也は保健室から歩いて出ていってしまった。
でも、何だか悲しそうな表情で微笑んでた。
臨也のあんな顔、始めてみた…
何よりも、臨也を困らせてしまったんだ…____
臨「………………ごめんね?…」
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臨也に、あんな表情で謝らせてしまった…
悪いのは全部、私なのに…
「うっ…あぁぁ………っ………」
しばらく私は一人で泣き続けていた。
「ごめんなさ…い………臨也……臨也ぁ……っ…………!!」
___独りで________