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 醒めない夢を 【短編集】【R18あり】

第8章 花を手折る トレイ・クローバー


ポキン

最後の1本が、理性の花が、手折られた。
紅潮している頬、汗が滲んでいる額。

「…止まれないからな」


「ああああっ!!トレイっ、せんぱいぃ!んん!はげっ、しぃ!ん!ああ!んぅ!」

奥をこれでもかと言うくらいにトレイ先輩は突いてくる。
熱い。気持ちいい。
快感は私の理性を溶かしていって、何も考えられなくなる。
トレイ先輩から与えられる熱だけが私の分かることだった。

「これがいいんだろ?これでイったら気持ちいいぞ」

そう言うとトレイ先輩はもう一度、きつめに首を締めてきた。
その瞬間、頭は白1色に塗り変えられ、視界はチカチカと光る。

「ぐっ、が、は、くぅっ、ん、〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」

私は声を出せないまま背中を仰け反らして1番大きな絶頂を迎えた。
ナカでトレイ先輩のモノがビクついて、熱い精液が放たれる。
秘部から精液がとろりとこぼれている感覚がぼんやりと伝わった。

「ごめんな…」

もう元には戻れない。
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