第8章 花を手折る トレイ・クローバー
ポキン
最後の1本が、理性の花が、手折られた。
紅潮している頬、汗が滲んでいる額。
「…止まれないからな」
「ああああっ!!トレイっ、せんぱいぃ!んん!はげっ、しぃ!ん!ああ!んぅ!」
奥をこれでもかと言うくらいにトレイ先輩は突いてくる。
熱い。気持ちいい。
快感は私の理性を溶かしていって、何も考えられなくなる。
トレイ先輩から与えられる熱だけが私の分かることだった。
「これがいいんだろ?これでイったら気持ちいいぞ」
そう言うとトレイ先輩はもう一度、きつめに首を締めてきた。
その瞬間、頭は白1色に塗り変えられ、視界はチカチカと光る。
「ぐっ、が、は、くぅっ、ん、〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」
私は声を出せないまま背中を仰け反らして1番大きな絶頂を迎えた。
ナカでトレイ先輩のモノがビクついて、熱い精液が放たれる。
秘部から精液がとろりとこぼれている感覚がぼんやりと伝わった。
「ごめんな…」
もう元には戻れない。