第13章 おつかれジェイドくん ジェイド・リーチ
「あ"〜〜〜〜………」
ー今日は疲れましたね…
僕は鉛のように重い体をソファに沈めて大きく息をつく。
今日は朝から期間限定メニューの仕込みに、取り立てに、フルタイムでのシフトで、ここ最近の寝不足と相まって疲れが頂点を迎えかけていた。
「お疲れ様です、ジェイド先輩」
上を向いていると、視界に黒い髪がおりてきて、にこりと微笑む監督生さんがいた。
「…こんばんは、監督生さん」
こんな姿は見せられない、そう思う一心で何とか笑顔を貼り付ける。
すると監督生さんは横に腰掛けてきた。