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帰るべき場所
第3章 真の主
微笑みながら告げるとイタチは振り返ってこちらに戻り、手を伸ばしてシズクの頬を撫でた。
「言っただろう、お前の顔を見に来たのだと」
「はい」
「いい子だ…」
消えるように姿をくらまし去って行くイタチを見送り、シズクは里へと戻る。
サスケの事にあまり触れようとしない彼の様子が気になったが、彼自身が伝える事柄ではないと判断したならそれに従うだけだ。頭ではそう分かっていても、シズクは彼らの関係についてもっと知りたい衝動が抑えられそうになかった。
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