第2章 スマホを落としただけなのに…
ひなこside
どうして私は
こんなにもダメダメなんだろう…涙
今朝起きた時は
すごく太陽の光が眩しくて
早起きして過ごす休日は
最高の一日になるはずだった。
朝の太陽を身体中に浴びるために
散歩に出かけて
まだ誰もいない公園のベンチで
たっぷりの陽射しを浴びて
家に帰ってきた。
そしてため込んでいた
家の用事のあれこれを終わらせて
やっとソファーに座り込んだとき
気付いたんだ…
あれ…?
私のスマホはどこにある…?
と……
家中何度も探し回り
途方にくれながら
何度も何度もスマホに電話をかけて
やっと電話が繋がって
自分のスマホを取り戻すべく
向かった公園で出会ったのは
私が今まで出会った中で
最低で最悪の俺様野郎
だった…涙