• テキストサイズ

俺様主君といたずらな恋

第8章 過去と痛みと現在と


ソファーで眠りについたせいで

少々痛む首を押さえながら目を開けると

外はすっかり明るくなっていて


誰かと繋がっていたはずの電話は

いつもの待ち受け画面に戻っていた…



あれは大倉さんに会いたい私が見た

都合のいい夢だったんだろうか…?


でも…

スマホには

着信履歴が残っていて


あれは夢じゃなかったんだと

私に教えてくれる。



一言も喋ってはくれなかったし

もしかしたらあれは

大倉さんでさえないのかもしれないけど



それでも

こうして繋がっていられる時間が

たまらなく嬉しくて仕方ない


だから

頑張ってみよう



もしまた非通知の電話がかかってきた時に


たくさんくだらない話をするために




辛くても今日という一日を

ひたすら頑張って楽しんでみよう
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp