• テキストサイズ

俺様主君といたずらな恋

第3章 新しいおもちゃ


右手を引きずられるままに

大倉様の車の助手席に押し込められ

諦めモード全開で

どんよりと隣に目を向けると


どんなに嫌なやつで人の話を聞かない

俺様やろうでも…



やっぱりアイドルだけあって

運転する横顔さえ

なんとも言えず男前で


ぼんやりとその横顔を見つめていると



「いくら俺が男前でも

穴あきそうやから

あんまり見つめんといてくれる笑?」


なんて前を向いたままかけられる

大倉様の言葉に


我に返り


慌てて窓の外に目を向けると


そんな私の頭に大きな手が触れ


「わかりやすいなぁ…ひなこは笑

冗談やからこっち向いて?」


そんな言葉と一緒に

わしゃわしゃとかき回される髪に



「やめてくださいよ…もう…:」


そう言って頭に置かれた手を

払い除けると



”あっはっは…“


なんで言う聞き慣れた笑い声と一緒に


「ひなこはいちいち反応が可愛いなぁ…笑」


そう予想がに放たれた言葉に


不覚にもドキッとしてしまったことは

絶対に秘密にしておこうと


この時私は硬く心に誓ったんだ…笑
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp