第2章 誠凛高校
~ リコ Side ~
「今10人目か。もーちょい欲しいかなー
これで、インターハイ、ウィンターカップと勝ち進んでいったら来年が大変になるよ?」
「主将に対するプレッシャーですか、、」
「日向くん、そんなに繊細だったんだぁ〜」ニヤニヤ
相田リコと日向順平はバスケ部の
開設ブースで他愛もない話をしている
「がんばって有望そうなの連れて来てよねー」
みんな勧誘頑張ってるかなぁ
なんて考えていたらほどなくしてか細い声が聞こえた
「来ました、、
新入生・・・・・・」
「「 え? 」」
「バスケ部ってここか?」
先輩であるはずの小金井の襟を掴みながら
ある新入生が近づいてきた
「「 わぁっ!? 」」
連れて・・・
来られとるやんけー!?
気を取り直してリコは新入生に話かける
「・・・で知ってると思うけどウチは去年できたばっかの新設校なの
上級生はまだ二年だけだからキミみたいに体格よければすぐに・・・」
「そーゆーのいいよ。紙くれ 名前書いたら帰る」
新入生はリコの言葉を遮るように言葉を発する