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It’s a miracle!!!

第7章 文化祭という名の…


そして翌日。今日は朱音のバスケの試合。だけど私はまだ自分の部屋のベッドの上で横になっていた。そしてノックが聞こえる。お母さんだ。

母「茉実?今日は朱音ちゃんのバスケットボールの試合なんでしょ?見に行かなくていいの?」

茉実「…行かない」

母「…何があったのか知らないけど、あんまり意地を張るんじゃないわよ?」

お母さんは私のことを何でも分かっている。こういうのをちょーのーりょくしゃって言うんだって。喧嘩する前に朱音に教えてもらった。他人の気持ちが手に取るように分かるんだとか。

母「じゃあお母さんは行くからね」

茉実「?どこに行くの?」

母「朱音ちゃんの試合を見によ。朱音ちゃん、今日のために一生懸命毎日練習してたらしいわよ。茉実に見せたかったって」

茉実「…え?」

お母さんから聞いた話では、朱音は私と一緒にバスケをしたかったらしい。だけど私はバスケに興味を持たなかったから、自分がやっている姿を見せれば、私の考えも変わって一緒に出来るようになるかもしれない、と思っていたらしい。

茉実「お母さん!私、行く!」

私は急いで準備をすると、お母さんと一緒に家を出て小学校より何倍も大きな体育館に向かう。体育館に入ってみると、そこのはたくさんの人で溢れ返っていた。お母さんに連れられて、通路みたいな所(ギャラリー)を歩く。すると朱音の家族がいた。
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