第20章 新しい家族を作りましょう
~20.新しい家族を作りましょう~
『変じゃないかな…?』
「「「「「すっごい綺麗!」」」」」
茉実「さすが優希!敏腕ブライダルだけの事あるじゃない!」
優希「あら、選んだのは朱音よ」
花帆「朱音、写真撮ろう!」
母「写真は後あと!ほら朱音、メイクさんが待ってるわ」
今日は学生は春休み真っ只中の3月のある日。東京都のとある教会ではたくさんの人があたし達のために集まってくれていた。
今日は征ちゃんとの結婚式の日。あたしの首には2つのリングがあり、腕には征ちゃんカラーのブレスレットがある。本当はあまり良くないけど、優希に頼んで許可をもらった。
真理子「こんにちは!涼太君の専属メイクの真理子です!あら、涼太君に聞いてた通り物凄く可愛いわね!こりゃメイクのし甲斐があるわ~!」
メイクは涼君が任せてほしいといったため、この結果になった。他にもウェディングケーキはあっ君の手作り、周りの警備は大ちゃんが取り締まってくれた。
真理子「それにしてもあの涼太君を超えるほどのイイ男なんているのかしら?さっきチラって見たけど、他のキセキのなんたらって人達もかなりのイケメンだったし!」
『そうですね。けどあたしには征ちゃんが1番ですから』
真理子「まぁ、ラブラブね♡はい、これで終わったわ。じゃあ私はそのご自慢の新郎をメイクアップさせてくるから、少し待っててね」
真理子さんの話では、メイクが終わったら征ちゃんをここに呼ぶとの事だった。緊張してきた。お腹痛いよ…
そしてコンコンとノックの音が聞こえ、征ちゃんの声が聞こえる。
「入るぞ」
『ど、どうぞ!』
「…朱音…………?」
タキシードに身を包み、元から白かった肌をさらに白くさせ、赤い綺麗な髪の毛を軽く流している征ちゃんは、凄くかっこよくて輝いて見えた。その征ちゃんはあたしを見て固まってしまった。変だったかな…