第18章 そしてWCは伝説となる
一般人「あのっ!朱音ちゃん、ファンになりました!一緒に写真を撮ってもらってもいいですか?」
一般人「俺も俺も!あと握手もしてほしいんだけど」
一般人「私も写真お願いできますか?」
『あー…ごめんなさい。あたしも普通の高校生なんでこういうのは…』
藍「はいはい!今は大事なミーティング中なんでどっか行ってくださーい!」
優希「ったく、相変わらずの人気者ね。それに藍も相変わらず頼もしい限りだわ」
茉実「私達からしてみれば鼻高いんだけど」
一度は途切れた集中を再び繋ぎ、ミーティングを終わらせた。体育館に戻り準決の試合を見ながら皆でスカウティングを行う。途中で花帆と宗君が来て、どこにいたの?と聞けばキセキの世代の人達と友達になったと答えた。自分の大事な友達同士が仲良くなるのは素直に嬉しい。
そしてインターバルに入った時、あたしの携帯が震えた。あたしは皆に一言告げると、その人物に会うべく指定された場所へと向かった。