• テキストサイズ

It’s a miracle!!!

第18章 そしてWCは伝説となる


「赤司」

「…真太郎か。どうした、まだ試合には早いだろう」

「そうじゃないのだよ。せっかくの朱音の試合だ、皆で見ようと黄瀬が言い出したものでな。迎えに来たのだよ」

「へぇ、涼太がね。分かった、僕も同行しよう」

葉山「えっ、赤司どっか行っちゃうの!?」

「あぁ。玲央、あとの事は頼んだぞ」

玲央にチームの事を任せ、真太郎と共にある場所に向かった。その間、僕達の間に会話はない。次に試合が待っている僕達には必要なかったのだ。そして僕達が着いた時には皆がすでにいた。

「遅かったッスね、赤司っちに緑間っち。もう第2Q始まるッスよ」

「1番遠くにいたのだから仕方ないのだよ」

「あ~赤ちん久しぶり~」

「久しぶりだな、敦。…テツヤは?」

「あー、テツならまだ来てねぇみてーだぜ」

「何かかがみんと一緒にバッシュ買いに行ってるんだって!2人とも壊れちゃったみたいなの」

久しぶりに全員揃うと思っていた僕は多分、残念がっていたのだろう。だが今ここに朱音はいないからそれに気付く者はいない。コートの中に目を戻すと、朱音の顔つきが変わっていた。

宗助「あれ?赤司じゃねーか!」

花帆「あ、本当だ!って何この集団!イケメンに美女ばっか!」

「何なんスか?赤司っちの知り合い?」

「朱音の友達だそうだ」

宗助「だーかーらー、朱音の友達は俺らの友達って言ったろ?なぁ、ここ座っていいか?B組の奴ら全員来ちまってぎゅうぎゅうなんだよな」

石黒と相原は僕の返事も聞かずに隣に座った。人懐っこい涼太を先頭に次々と自己紹介を始め、終わったと同時に第2Qが始まった。
/ 483ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp