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It’s a miracle!!!

第6章 合宿


痛い。痛い。何で私がこんな目に合うの。ただマネージャーの仕事をしているだけなのに。ただここにいるだけなのに。

先輩「どうしたの?何か言ってみれば?私、本当は男の子目当てでマネの仕事やってるんですぅ!ってさ!きゃはははっ」

先輩「ちょっとそれ素直すぎー!」

どうして。

「わ、私は本当にただ皆を支えたいだけで…」

少し反論してみれば胸倉を掴まれる。

先輩「だからー、その態度がムカつくっつってんのよ。何様?」

「ひっ!た、助けて…」

先輩「それ誰に言ってんの?あんたに友達なんていないでしょう?あ、黄瀬君?それとも赤司君?ただの幼馴染で恋人役やらせてる青峰君?」

この人たちは分かって言っている。私が大ちゃんや赤司君に何も言えないのを。黙っていると何とか言え!とまた殴られそうになる。私はギュッと眼をつむった。

「…?」

だけど一向にその手は私に降りかかることはない。代わりに先輩の慌てた声が聞こえてきた。

先輩「だ、誰よあんた!」

『申し遅れました、鈴城中生徒会長です』

彼女、若槻朱音さんは綺麗な顔でさらに綺麗に笑って見せた。
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