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It’s a miracle!!!

第18章 そしてWCは伝説となる


大我君の部屋に着きインターフォンを鳴らすが、何度足手も返事は無かった。恐る恐るドアノブを回すとドアは開いた。お邪魔しますと一言小声で呟き中へ上がらせてもらう。するとそこに確かに皆はいた、意識を失った状態で。どうやら鍋をした後に寝てしまったらしい。疲れもあると思い起こすのをやめた。

キッチンを覗くとあたしの分だと思われる材料があったため、お腹が空いていた事もありキッチンを借りてご飯を作って食べた。暫くすると皆目覚め、何があったのかを聞くと顔を青くさせるだけだった。無事におめでとうを伝え大我君にタオルを返し、小金井先輩がトイレから帰ってきたら帰るという事になった。

「あれ?朱音濡れてんじゃん。大丈夫かよ?」

『あ、そう言えば。雨降ってたからね。タオルあるから大丈夫だよ』

「いや大丈夫じゃねーだろ!冬だぞ!?シャワー浴びてけよ」

日向「うわー、火神が若槻を口説こうと…」

「してねーよ!…です」

小金井「ふぎゃー!」

小金井先輩が支離滅裂な状態で顔を真っ赤にさせながら出て来た。そしてその後からはキャミソール1枚しか身に纏ってない金髪眼鏡の美人さんが出て来た。話している言語は英語、英語は得意であるあたしは彼女の言っている事は分かった。彼女は会いたかったと言い、大我君にキスをした。もちろんマウスtoマウス。大我君はどうしてここにいるか尋ねるが、はっきりと答えない彼女はアレックスさんと言うらしい。どうやら大我君がアメリカにいた頃の師匠がこのアレックスさんのようだ。

本名はアレクサンドラ=ガルシア。あたしの記憶が正しければアレックスさんはアメリカの大学バスケの州チャンピオンで、WNABの選手だ。だけど眼の病気か何かでもう引退しているはず。大我君に借りたお風呂の中でゆっくりと考えた。お風呂から出て大我君に借りた服に腕を通す。正直かなり大きかったけど仕方ない。皆のいる場所に戻ると何故かリコさんが倒れていた。

アレ「おー!ベリーキュートな女子じゃねぇか!今回は分かるぞ!これは大我と同じ高校生だな!胸がある!」

「おい!何言ってんだよアレックス!わ、悪ィな朱音。あと服も…///ダボダボだな」

アレ「おー?何だよ大我、お前のガールフレンドか?」

「ちげーよ!」
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