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It’s a miracle!!!

第18章 そしてWCは伝説となる


『皆さん!』

日向「若槻!どこ行ってたんだよ?神守達も心配してたぞ」

『すみません、ちょっと用事があって…それよりいよいよ桐皇とですね。あたしは皆さんの努力を傍で見てきました。そしてその成長ぶりも。正直な話、桐皇を抜いているなんてお世辞は言いません。けどこれだけは言えます。皆さんは桐皇と張り合えるだけの実力を手に入れました。後は気持ちの勝負です』

木吉「あぁ。ありがとな、朱音。今俺達が欲しい言葉をそのまま伝えてくれて」

リコ「大丈夫よ、朱音ちゃん。皆なら絶対やってくれるからね」

伊月「スタンドでスタンバドって応援…キタコレ!」

日向「伊月帰れー。若槻、お前らは勝利の準備だけしといてくれ」

『皆さん…はい!精一杯応援させていただきます』

「朱音さん、僕は今までずっと朱音さんにバスケを魅せてもらってきました。今度は僕の番です。朱音さんが感動する試合を魅せてあげますね」

『テツ君…ありがとう、楽しみにしてるから』

「朱音、俺はぜってー負けねぇ。朱音はずっと俺の味方でい続けてくれるんだろ?なら俺は負けねえからよ」

『大我君。テツ君の、皆の、そしてあたしの光であり続ける限り、大我君は負けないよ。それじゃあ行ってらっしゃい』

「「「「「「行ってきます!」」」」」」

あたしは皆の背中を見送った。入部したての時に見たのよりも何倍も大きくなった背中は、とても頼もしかった。そしてその背中にもう1度だけ頑張れと言葉を投げた。

上に戻るとちょうど涼君の試合の途中だった。そして心配したんだからと茉実達に怒られた。征ちゃんに会ってきた、と正直に話すとしぶしぶといった様子で納得してくれた。そして涼君の試合に目を向ける。相手は涼君を止める事も出来ず、涼君たち海常は圧倒して勝利を掴んだ。そして次々に試合が消化されていく中、今日の最注目カードが始まろうとしていた。
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