第18章 そしてWCは伝説となる
日向「何でここに…」
景虎「何ではねーだろ。愛娘に頼まれてお前らを強くしに来てやってんだぞ?そんなわけで早速だが1つ質問だ。昨日リコと朱音ちゃんの裸覗いた奴ぁ前に出ろ」
景虎さんは鉄砲、お兄ちゃんはダイナマイトをどこからともなく出した。てゆーか覗こうとしてたんだ。あ、リコさんが昨日男子風呂の方から清々しい顔で出てきたのは、その時皆さんを殴ったからだったのか。
景虎・兄「いいか!リコ/朱音の裸を見ていいのは俺だけなん…」
リコ「『なわけあるかァ!』」
景虎「そんな!リコたん昔パパのお嫁さんになるって言ったじゃないか!」
リコ「子供の頃の話でしょーが!」
兄「朱音だってついこの間mだで言ってたじゃねーか!」
『だからそれを言わないでぇ!』
あたしとリコさんは肩で息をしながら早く始めるように言った。そして景虎さんは男バスの皆さんにシャツを脱ぐように言い、皆の体をじっくりと見始めた。男子が終わると女バスの皆の体も服の上から見る。なんだか少し恥ずかしかったけど。景虎さんは小さな溜息をつくと皆を褒めた。スタミナはもちろん、筋肉もバランスよく強化されていると。
景虎「じゃ男子はそこから、女子はそこから2組に分かれろ。お前らケーサツ、お前らドロボーな。じゃあそこの山でちょっと3時間くらいケードロして来い。その後練習、フットワークからな。負けた方は倍で許してやる」
あたしはケーサツに指名された。そしてさすが景虎さん、と心の中で呟いた。一緒にケーサツになったてっちゃんと日向先輩からこのケードロの意味を聞かれた。
『多分筋肉の固さを取るためだと思います』
日向「筋肉の固さ?」
あたし達はドロボーである皆を探すため、山を走りながら話した。