第18章 そしてWCは伝説となる
~18.そしてWCは伝説となる~
『えっ?温泉?』
リコ「そ!私の友達に親戚が旅館やってる子がいてね、今はシーズンじゃないし格安でいいんだって。朱音ちゃん達には応援とかしてもらったし、お互いWC出場も決まったでしょ?私達も疲労も蓄積してるし。女バスだってずっと練習してたでしょ?オフのリフレッシュがてらお言葉に甘えましょ!」
『そうですね、では参加させていただきます!』
リコ「あ、荷物の事なんだけど、練習着とバッシュも忘れないでね♡」
『…え?』
それから土曜日になり、あたし達誠凛バスケ部一行は温泉へと来ていた。男バスの人達が温泉に向かいあたし達も行こうとすると、リコさんに少し待ってるように言われた。そして数分後、何故か男バスの叫び声が聞こえ清々しい顔をしたリコさんが帰って来た。
リコ「ふぅー、気持ちいいわねー」
優希「そうですねー、疲れが取れていく感じがします」
凜子「ねえねえ見て!バタフライ!」
雅「やると思ったけど何で一番激しいやつなの!?」
捺美「~ZZZ」
藍「きゃー!捺美、ここで寝ないで!死んじゃうよ!」
茉実「朱音の体すべすべ~」
『こら茉実!どこ触ってんのよ!』
他に誰も客はいなかった。シーズンじゃないって言ってたけど、本当にその通りなんだと少し勉強になった気がした。その時。
「隣、いいですか?」
リコ「あぁ、どうぞ…!?」
『さつき!?』
「大会ぶりだね、朱音ちゃん」
そこにはさつきがいた。