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It’s a miracle!!!

第14章 高校バスケの頂点


『…征ちゃんには関係無いじゃない。これはあたしたちの戦いなんだから』

「そうだな、僕には関係ない。それに僕も僕自身の感想を言ったまでに過ぎない。こんな試合は最後まで見る価値も無い。僕は終わるまで散歩でもしていよう」

『勝手にすれば!?なんで茉実は征ちゃんなんか連れてくるの』

茉実「いい加減にしてよ!赤司君は何も悪くない。赤司君だって朱音の事心配して来てくれたんだよ!?」

「神守、気にするな。朱音は何も分かっちゃいないんだからな。君が僕を庇う必要はない」

『…何よ、綾の次は茉実?征ちゃんってそんなに軽い人だったんだ』

征ちゃんに嫌われた。溢れ出そうになる涙を必死に堪えながらも、強がってしまう。

藍「朱音…何でそこで片岡さんが出てくるの?」

『それは!…何でもない。少し外に出てくる』

征ちゃんの横を通り過ぎようとした時、力強く腕を引かれた。征ちゃんによって。

「いい加減にしろ。それが君の答えなのか」

茉実「赤司君、もう大丈夫。ここからは私達の仕事だから。…朱音、片岡さんに何言われたの?片岡さんの次は私って、どういう事?」

『それは…』

凜子「…私達も朱音の気持ちの変化に気付かないほど馬鹿じゃないし、そんな浅い関係だとも思ってないよ」

捺美「そんなに私達じゃ朱音の力にならないの?朱音のために何も出来ないの?」

雅「もっと頼ってよ。私たちは仲間じゃないの?」

茉実「朱音。朱音は1人じゃないよ。あたしたちがいる。赤司君だってキセキの世代だって、誠凛の人達だって。いつも朱音は私達を助けてくれた。今度は私達が朱音を助けたいの。それに言ったじゃない、これは私達の戦いだって。その中に私達は入ってるんでしょう?なら手を伸ばしてよ。私達はその手を見捨てたりなんかしない」
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