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満月の夜に【暗部カカシ夢】

第3章 買い物にいこう


「美月さんの大切なお金だから」と自分のためにお金を使わせるのが心苦しいからか、全力で遠慮された。しかし私も保護する立場からすれば知らない世界で生活しなければならないカカシくんに不便な思いをさせる訳にはいかない。

カカシくんの頬を解放すると、やっと解放されたと言わんばかりに両手で頬を労わっていた。

「カカシくんの洋服も買うから、今日は悪いけど私の服で。パンツの丈は…ギリギリだけどとりあえず大丈夫そうだね」

カカシくん手足が長いからか、ただの白いTシャツと黒のスキニーパンツだけなのに雑誌のモデルさんのように洋服が似合っている。美少年ってすごい。当のカカシくんは、マスクがなくて落ち着かないのかソワソワしながら

「なんか落ち着かないです美月さん…」

と言うのでとりあえず常備していた不織布マスクを手渡しておいた。ソワソワしているカカシくんが少し可愛いと思ったのは内緒にしておこう。

さすがに男物の靴はもっていないので、私には少し大きかった頂き物のユニセックスデザインのサンダルを履いてもらった。玄関の鍵をガチャンとかけ、戸締りを確認し駐車場まで歩き出す。

「今日は荷物も沢山になるから車でショッピングモールまでいくよ。」

「…車?で、しょっぴぐもーる?に行くんですか…?」

「車は自走する鉄箱に人が乗って制御する乗り物、ショッピングモールは大きな建物の中に商店街みたいに色んなお店が並んでいるところだよ」

「自走する鉄箱…!?危険じゃないんですか…?ショッピングモールは大体想像できましたけど。」

車は木ノ葉の里にはないものみたいで、物凄く驚いていた。乗り物という文化があまりなく、庶民は大体徒歩、輿や牛車などは国の大名様などしか使わないらしい。カカシくんの世界の人達は足腰が強そうだ。

駐車場に止めてある車のドアノブに手を掛けスマートキーで解錠するとピピッという解錠音がなった瞬間、「美月さん!!」という声と同時にグンッと腕を引かれた。

「きゃっ…カカシくん!?」

「美月さんが触れたらなにか起動しました!暴走するかもしれないから離れましょう!」

そう言うとヒョイと膝裏に手を入れて抱えられてしまった。所謂お姫様抱っこに顔に熱が集まってきた。ああごめんねカカシくん、先に言っておけば良かったね…!

「車の鍵を開けただけなの…」
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