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Second reincarnation【ツイステ】

第11章 真っ赤な嘘





レイが出て行った後で、手に持っていた契約違反者リストをアズールに手渡す

さっきまでジェイドと、アズールに頼まれていた仕事をこなしてきたところで…その話がすっかり後になってしまった



「皆さん、快く引き受けて下さいましたのであまり手はかかりませんでしたよ」

「それは良かった。何事も穏便に済むに越したことはありませんからね」

「相変わらず、契約違反する奴らの気が知れないな…」



そう呟いてソファーに座る

五人ほど…しかも全て三年生の上級生に契約違反が見られたのでそれの取締りだ

アズールのユニーク魔法…黄金の契約書(イッツ・ア・ディール)には、サインをした相手の能力を1つ奪うという能力がある

それだけでもかなり強力だが、さらに契約違反を科すと絶対服従状態になるという効果まである

何かを得るためにはそれと同等の何かを失わないといけない…まぁ契約と名のつく行いには斬っても切り離せないやつだ


そこまでわかっているのに、契約違反を犯す奴がたくさんいるんだからアズールも商売上がったりだろう



「これで当面の違反者の取り締まりは終わりました。二人ともありがとうございます」

「ジェイドはともかく元からオレに拒否権ねーけどな」

「貴方も合意の上でしょう?…そういえば貴方とも話をしないといけないことがありました」



オレは無いけどな…と心の中でツッコミながらアズールの言葉を大人しく聞く

…大方予想はついてる

一ヶ月もバレなかった方が奇跡なくらいだと思ってたんだ



「…今ここで、貴方のマジカルペンを出してもらいましょうか」
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