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Second reincarnation【ツイステ】

第8章 捕食される側





「泣かせるつもりは無かったんだけど…小エビちゃん、すぐ泣いたから…」

「そ、そりゃ急に…押し倒された挙句…魔法かけられそうになったら怖いですよ…」



思わず魔法解かれそうに…って言いそうになったけどなんとか立て直した

というかあの、いつもの飄々としていたフロイド先輩がとても大人しくなってしまって…ど、どうしよう。こんなに落ち込まれるとは思ってなくて慌ててしまう



「私、本当に怒ってないので。…だからいつもの先輩でいてください」

「…本当に?」

「はい…もうあんな強引なことしなければ…怒りませんから」

「分かった……じゃ、約束だからオレ、薬作ってきたげる」

「ありがとうございます、フロイド先輩」



…図書室を出て行った後も、フロイド先輩はいつもの陽気な感じには戻らなくて…

本当に大丈夫かな…本当に心配になってしまう


私も、まさかあんな強引に正体がバレそうになるなんて思わなかった

もっとジェイド先輩みたいに笑顔の練習でもしておいたほうがいいかな…


落としてしまった本を本棚に戻して、小さく溜息を吐く

……もし、バレてしたら…

本当に、どうなっていたんだろう
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