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Second reincarnation【ツイステ】

第7章 裏の顔




だから何としてでもレイが女であることを知られるわけにはいかない

…もう既に、学園長はまだしも…双子の片割れには完全にバレてるけど



「…驚きました。レイさん記憶がないんですか?まるで誰かさんみたいですね」

「そうだな。だからって余計なこと言うなよ」

「そんなに躍起になってますし…貴方の過去に関係のある方ではないんですか?」

「確信がないから今は保留」

「では進展したら教えてください」

「は?なんで」

「だってその方が面白いでしょう?しかもフロイドやアズールにも内緒のこんな話…中々得られるものではありません」



…忘れてた

ジェイドは正真正銘双子の実はやばい方だった


でもまぁ約束は約束だ…こっちが守ってる限りはジェイドもちゃんと黙ってはいてくれるだろ…多分



「じゃあ話はここまでだな。オレはもう寝る…流石に疲れた…」

「おや、先ほどまだ強がるまでもない。と仰っていたのに?」

「お前と、話してて、疲れたんだって意味だよ覚えとけ」

「ふふふ…やはり貴方は飽きさせませんね」

「言ってろ」

「……でも、限界を越える前に必ず知らせてください。貴方もアズールと同様、大切な友人の一人ですから。何かあったら手を貸すと約束致します」



ラウンジの外に出られる扉に向かって歩いてる最中にそう言われて、振り返る

いつものように手を胸に当てて、礼儀正しく一礼するジェイドが目に入った


…律儀な奴だな…って思って、微笑んでまた歩き出す


自分に〝噛み付いた〟奴にそんなことを言うのは…お前だけだと心の中で呟いた
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