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Second reincarnation【ツイステ】

第28章 透ける日々





「ちょっと小エビちゃん…なんで急に…」



間一髪のところで妹を抱きとめたフロイドが、珍しく狼狽えていた


…なんとなくだけど…こうなるんじゃないかとは思ってた


ゆっくりフロイドの元に歩み寄って、眠ってしまった妹の手首を確かめるように握る

…脈はおかしくない…ただ単に寝てるだけ…だと思う



「…とりあえず、ソファーかベッドに寝かしてやろう…フロイド、妹を頼む。オレアズール呼んでくるよ」

「僕もついていきます。今の貴方、なんだかふわふわしてるので」

「…なんだそれ」



いつもなら苦笑いしてツッコミを返すところだけど、今回はそうは返せなかった

それも見抜いてたのか、それ以降は何も言わずにジェイドはただずっと側でついてくるだけ


…アズールを呼んでラウンジに戻ってくると、妹はラウンジのソファーにタオルケットをかけて横になって眠っていた

その妹の側を、人魚なのに忠犬のように離れないフロイドと目が合う



「これは…何があったんです?」

「今さっき唐突にシロさんのことを思い出したみたいで…気が動転したらしく気を失ってしまったようです」

「………喜ばしいのか…喜ばしくないんだか…」



そう言ってアズールはオレとフロイドの様子を見て軽くため息をついた

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