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Second reincarnation【ツイステ】

第27章 眠り姫





「これで本日の営業は終わりです。皆さん素晴らしい働きぶりでしたよ」



そう嬉しそうな笑みで語るのはアズール先輩

土曜のラウンジの営業の売れ行きは好評だったみたいで、上機嫌だった


確かに今日はいつもの二倍くらいお客様がきた気がする…

交代の休憩時間はいつもの半分しかなかったし、なんならアズール先輩のイソギンチャクに寄生された生徒たちも使われ放題

それでもまだ忙しかったからアズール先輩のあの機嫌の良さもうなずける


…当の私は、朝っぱらからまたフロイド先輩に甘えてしまって終始ぎこちない接待をしてしまったから反省点だらけだ…

お皿割ってないだけ良いだろうけど…


当然そんな姿を見てたであろう先輩方から弄りの言葉が飛んでくる



「小エビちゃん今日噛み噛みだったねぇ?めずらしー」

「うっ…め、メニューを忘れてたわけではないですから…!」

「兄弟と朝から仲良くしていたようで何よりですが…お怪我なさるほど動揺はしてなくて、良かったですね。」

「っ!?…み、見て…!?」

「いえいえそんな…お二人が抱きつきあってる現場だなんて見ていません、ええ一度も」

「見てるじゃないですか!?」

「えー?付き合ってるんだし別によくねー?」



そう言いながら後ろから抱きついてくるフロイド先輩に体が硬直する
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