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Second reincarnation【ツイステ】

第25章 毒をも喰らわば





先日オレを呼び出した先輩方は、コテンパンに叩きのめしてきたジェイドが相当化け物に見えたらしくてあれからめっきり大人しい

どうやらあのグループが今回の騒動の主導権を握ってたようだ

それ以来噂も聞かないし、不良生徒もあまり見かけない


ジェイドの方も変身薬を服用して、すっかり元の生活に戻った


まさに平和そのもの…



「はぁ…平和すぎて……ヒマ…」

「良いことじゃないッスか!」

「いやーそうだけど…ここ最近細々とした事件があったから…」

「シロくんもオクタヴィネルの寮長にこき使われてるッスもんね」

「そこは慣れだな…あれはあれで楽しくやってるよ。ラギーの方がオレ的には無理だな」

「オレも慣れッスよ。ほぼ家政婦さんッスけど」



…今は二年B組の飛行授業中

なんと今日はC組と合同授業だ

C組にいる知り合いといえば、アズールとジャミルだけど…

アズールの壊滅的な飛行魔法術にペアのジャミルがつきっきりで面倒を見てるから、雑談しにいけない


オレとラギーは飛行術に関してはこれといって苦戦することはないから自由時間を適当に過ごしていた



「それにしてもシロくんってなんでホウキには乗れるんスかね?いつもは何もないところで転ぶのは当たり前で、何かあるところで転ぶのも当たり前なのに」

「最近学園内でオレをさりげなくディスるの流行ってんの…?後その質問には前にも知らないって答えたぞ」

「まぁそうなんスけど…あまりにも酷い運動音痴なんで当時はめちゃくちゃ笑ったなー」

「その時まだ力の加減ができてなくて危うくラギーの頭を握り潰すところだったな…」

「あれはマジで死ぬかと思ったッス…」

「……で、いつまでこの茶番すんの?」



二人してホウキに足をかけて、適当にフラフラと浮いてそんな雑談をしていた

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