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Second reincarnation【ツイステ】

第21章 ゼロ距離スキンシップ



…けど、何事もなかったように



「簡単なことです。シロさんの運動能力向上の手伝いをしているんです。最近目に余るとアズールと話していたところでして」

「確かに…山から帰ってくるシロ先輩は常に泥塗れですから…いまだに大怪我になっていないのが逆にすごいですよね」

「悪運だけは強いようです。ですがこのままではその大怪我もいつなることやら」

「ははは…自分のことながらお恥ずかしい限りで…」



なんて言いながら、シロ先輩は死んだ魚のような目で遠くを眺める



「んで…もうじき消灯時間になるけど、いつ解散するんだ?」

「あ…もうそんな時間でしたか」

「本当だー。じゃ、部屋まで送るよ小エビちゃん」

「うわわ、自分で歩きますよ!?」

「いーのいーの…オレたち両思いなんだしこれくらい陸じゃフツーでしょ?」

「……ん?…ジェイド…オレの耳がおかしくなければ今…ムゴォッ」

「シロさん…それ以上は野暮ですよ」



抱え上げられて、いつもよりもかなり高い視線になってしまって…

かなり恐怖を感じて思わずフロイド先輩の制服を掴む

後ろでシロ先輩が、ジェイド先輩に口元を押さえられて喋ることを封じられてる様が見えたけど今はそんな場合じゃない


…まさか…二人の前でサラッと恋人宣言されるとは思わなかった



「はい到着〜…また明日ね小エビちゃん」

「はい…ありがとうございました…」

「じゃーね、おやすみ」



手を振りながら部屋の扉を閉められる



…しばらく間を置いて…

一人、ベットの上で時間差で悶絶していたことは生涯の秘密にしよう…

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