Second reincarnation【ツイステ】
第17章 休日の書類整理
「さっき少しだけ目が覚めましたけど眠気が勝ったようで喋りながら寝てしまいました。レイさんに申し訳ないことをした、と言ってましたよ」
「そうですか…私は全然気にしてないのに。そのことよりもアズール先輩の仕事中毒者っぷりの方が心配です」
「まぁ目の前で手に噛みついてるの見たらそりゃ驚くしな…」
「やっぱりその…私のことも背負い込んでストレスになってしまったんでしょうか…」
「机にあった書類を見る限り、近々ラウンジで新しいポイントカード制度を導入するらしくてそれに伴う諸々の諸事情を抱え込んでいたようです。僕も最近相談はされていたんですが…まさかこんなことになるとは」
ポイントカード制度…そんなことを考えていたんだ
その他にも、調度品の新調や従業員を増やすかどうかなどなど…
ラウンジでの私たちの仕事が少しでもスムーズになるような工夫と、利益も得られるように、いろいろ策を練っていたらしい
私が女だと分かるずっと前からの悩みだったそうだ
「そうだったんですか…」
「アズールはどっかの誰かさんと違ってそういうことを隠すのが少々巧いので…レイさんは何も気にすることはありませんよ」
「ちょっと前から気になってたんだけどなんで度々オレをディスるんだよ…恨みでもあんのか」
「いえ、反応がおも…良くて、つい」
「今絶対面白いって言おうとした!!オレ聞き逃しませんでした!!ええ!!聞き逃しませんでしたとも!!」
「ちょっとクリオネちゃんうるさい。アズール起きちゃうじゃん」
「相変わらずですね…」
シロ先輩とジェイド先輩でお笑い芸人とかやったら少しくらいは儲かりそうな気がするけど、こんなこと言ったらシロ先輩がいじけてしまいそうなので押し黙っておこう