Second reincarnation【ツイステ】
第17章 休日の書類整理
「そういえばアズール先輩…どうなったんでしょうか…」
「ジェイドたちがついてるなら大丈夫だと思うけど…見にいってみる?」
「はい。…お見舞い来てくれるって言ってましたけどやっぱり気になっちゃって…」
「じゃ行こっか」
フロイド先輩はニコニコと笑いながら、来た道を戻る
まぁ先輩たち手慣れてる風だったし特に心配することもなさそうではあるけど…
扉に手をかけて、アズール先輩の部屋に入る
さっきまであったはずの書類の山が半分ほど片付けられていて、アズール先輩に持ってきたはずの冷めてしまったコーヒーをシロ先輩がソファーに座って飲んでいた
向かいに座っているジェイド先輩がこっちに気がついて微笑む
「お帰りなさい。その様子だと大事にはならなかったみたいですね」
「はい!治療用の薬ってすごいんですね!」
「あ〜…保健室にあったやつか。あれ確か一年前アズールが作ったやつなんだよな」
「そうでしたね。学校側に貸を作るためだとか言いながら去年張り切って作った自信作でした」
「懐かし〜…オレらも手伝って一週間は研究室通ったんだよねぇ…」
「み、皆さん目が死んでますよ……ところでアズール先輩は…ずっと寝てるんですか?」
ベッドで眠ったままのアズール先輩には布団がかけられていて
いくつか噛み跡があった手には包帯が巻かれている