第2章 ー雄英高校ー
「神無月…お前はちょっとこい」
更衣室へ着替えに向かう途中
なぜか相澤先生に呼び止められる
『何かありまし
「お前の本当の個性は身体強化か?」
普段の死んだような瞳と違う…
まるで何かを見透かすような鋭い瞳
『何でそう思うんですか』
「入試テストの時を思い出してな…
お前四肢を硬化しながら戦っていただろ」
『……つ?!』
実技入試試験の時ヴィランロボを倒すのに
少しだけ怪我防止で少し手足を硬化した
でも目立つようなものではなかったのに
どうやら先生にはバレていたみたいだ
「どうなんだ、実際は」
『それは絶対に言わなければ
……駄目でしょうか』
「俺はお前の担任だ
生徒の個性を把握する必要がある」
これは私が本当のことを言うまで
逃がしてはくれなさそうな雰囲気だ
『…わかりました
ですが私自身も大事なお話があります
なのであの人…オールマイトも混じえて
今日の放課後にお話致します』
私のその発言に彼は渋々了承し
漸く解放してくれた