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【ヒロアカ】〜復讐に囚われた天使〜

第18章 ー職場体験・速すぎる男ー



保須事件ーー
ヒーロー殺し"ステイン"の逮捕

そして偶然テレビ局が撮影した際に居た
USJ事件の時のヴィラン連合の2人ーー

デク君から朝になっても連絡が来ず
気になりながらもパトロールを続けた

結局彼から連絡が来たのは日が落ちてからだ

「神無月さん、ごめんね…連絡遅くな

『デク君、何があったか説明して』

「ごごごごめん!!じ、実はね……

電話越しで謝るデク君の声を遮り
昨日何があったのか問いただした

そして保須事件の真相を聞き溜め息が出る

一応世間ではステインを逮捕したのは
エンデヴァーだが…本当はデク君達らしい

『轟君と天哉君もそこに居るの?』

「う、うん。勿論いるよ」

『……そう、無事なら良かった…でも
今回は運良くその程度の怪我で済んだけど
下手したら死んでたかもしれないんだよ?』

怪我した3人の様子を思い浮かべながら
どんなに危険だったかを思うと涙が込み上げる

『…3人は確かに強いと思う…でもさ
何人も殺した人を相手に挑むなんて…
もし殺されてたら?残された人は?
……本当……心配させないで、よ……』

泣きじゃくる私に電話の向こうから
デク君の申し訳なさそうな声が聞こえる

「ごめんよ…もう無茶はしないから」

『約束、だよ?…じゃあ、切るね?
怪我もまだ治ってないだろうから
しっかり休んで……おやすみなさい』

電話を切りそのままベッドにダイブする

大量の脳無が保須事件に関わっていたーー
あの時苦戦した奴らが大量にいるなんて

(もっと強くならなきゃ……)

この先を不安に思いながら眠りについた
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