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【ヒロアカ】〜復讐に囚われた天使〜

第16章 ー募るそれぞれの想いー



「おつかれっつうことで
明日明後日は休校だ!!
プロからの指名等をこっちで
まとめて休み明けに発表する!」

帰りのホームルームの際
相澤先生は不敵な笑みでそう言う

(2連休……何しよう
…おばあちゃん家行こうかな)

「ではまた2日後に…解散!!」

その声と共にザワザワと
皆が席を立ち帰り支度を始める

私も荷物もまとめていると机にバンっと
手をついてこちらを睨む勝己がいた

『勝己、どうしたの?』

「……なしだ」

『何のはな…ってなんれふちふまふの?!』

何の話かわからずキョトンとしてると
いきなりほっぺを掴まれて上手く話せない

「今日始まる前に言ったやつだ
…納得いかねぇのは嫌だからな」

それだけ言うと"じゃーな"と言い
さっさと1人教室を出ていく

『…何なのよ、もう』

私はただ掴まれた頬を擦りながら
その背中が見えなくなるまで睨み続けた

「"1位になったら"…ってやつじゃないのか」

そして背後から言われたその言葉で
開会式で勝己が言った宣言を思い出す

『アレか!…って例え納得の1位に
なってても彼女なんかならないって
…てか轟君には結局負けちゃったね』

「いや…お前が万全だったら分からねぇ」

そう彼は言うが万全じゃなかったのは
私自身の責任だしそれも実力のうちだ

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