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Mirror【R18】
第7章 救うも止めるも艶を添えるも理性
「ワズ、近頃ずっと瑞稀の顔色が良くない。 何かあったのか?」
「いえ…私には分かりません。 以前はいつになく生き生きとされていたようなのですが」
「……ふむ」
瑞稀の父、高雄は無言で考え込んだ。
瑞稀が『食欲』を覚えてから随分経つ。
あれは体がもう血液だけではもたないというメッセージでもある。
実際飢餓感もあるだろう。
……あの性格だからと今まで放ってはおいたが。
「ワズ、瑞稀の身辺の交友関係を洗い上げろ」
「は」
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