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Mirror【R18】

第14章 余章 ―― 夜話


あの人。
自然な感じで瑞稀さんに触れてた。
瑞稀さんも微笑んでて。

大きな瞳の、可愛くて明るい人だった。
瑞稀さんが気を許す女の人がいるんだ。

『相性は瑞稀くんとが一番良かった』
寝ただけって、相性って……

澤子は家に戻ってガチャガチャと鍵を開けた。
手が震えてなかなか上手く開けられない。

私だけだと思ってた。
でもあの人、私の知らない瑞稀さんを知ってる。

手にぽたぽたと雫がこぼれる。

私、何でそんな事思ってたんだろう?

澤子はベッドに俯せになって泣いた。

瑞稀さんは別に悪くない。
でも、どうすればいいんだろう?



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