第14章 「夢を継ぐ者」
《指輪の魔法使い!やれるものならやってみなさい!》
晴人はウィザーソードガンをファントムに向けた
ファントムは瞬平を空から落とした
『瞬平くん!!』
晴人はすばやく竜巻を起こし、瞬平を助けた
『ファントムは…!』
が弓矢を構えるが、逃げてしまった
『大丈夫!?』
―――面影堂―――
とりあえず徹也と親方を面影堂に連れてきた
「きぼう」と名づけられたまんじゅうは潰れてしまっていた
瞬平「晴人さん… さん…先輩じゃなくて…親方さんがゲートだって知ってたんですか…?」
晴人「うん…確信はなかったけどね」
『徹也さんを襲ったとき、あっさり去っていった。それが、私も晴人も…気になってたの…』
瞬平「そんな前から…」
輪島「ファントムは徹也くんじゃなくて和菓子を襲ったのか」
晴人「あぁ。そしてダメ出しのために架空の注文をした…」
『お店を潰すために…ね』
徹也「親方…すいません」
親方「…………」
徹也「俺がこの仕事請けようって言ったから…」
瞬平「違います先輩!僕がファントムに騙されたから…ごめんなさい!」
親方「…謝らんでいい。お前らのせいじゃねぇよ…。料亭からの注文もなくなったし…店…売る以外にねぇだろ…」
「「「『……………』」」」
親方「よし、そうと決まったらとっとと片付けるか」
晴人「ちょっと待って待って!どこ行く気?」
親方「店じまいすんだよ。うちに決まってんだろ」
晴人「できれば…しばらくここにいてくんないかな…」
凛子「ファントムがまだあなたを狙ってるんです…」
コヨミ「大丈夫、晴人とが必ず守ってくれる」
親方「…………。徹也、残った材料腐らないうちに処分しとけ」
徹也「…はい」