第12章 「守り抜く約束」
凛子「ちゃん…?」
顔色ひとつ変えずにファントムを圧倒する
凛子「ちゃん!」
凛子の声は聞こえていなかった
はただファントムを攻撃するだけ
ブォンブォンブォン!!
そこに晴人が到着
《魔法使い…!意外と早かったッスね…!》
晴人「…!?」
凛子「さっきからちゃんのこと呼んでるんだけど反応してくれないの!」
晴人「そりゃそうだ。暴走してる」
凛子「暴走…?」
晴人はの腕を掴んで抱きしめた
凛子「ちょっ…//!」
晴人「もう大丈夫だ。よく頑張ったな」
晴人はの頭を撫で、背中をさすった
『晴…人…?』
晴人「もう大丈夫。な?」
『うん…』
グラッ…
晴人「…!」
『大丈夫…』
は晴人から離れた
『あと…お願い』
晴人「おう」
《ドライバーオン!》
《シャバドゥビタッチヘンシーン!》
晴人「変身」
《フレイム プリーズ!ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!》
晴人《さぁ、ショータイムだ》
晴人はファントムと戦いを開始した
は直己に駆け寄った
凛子「直己くん!!」
木崎「おい!しっかりしろ!」
直己「…何も知らなかった…。父さんが死んだのは…俺のせいだったなんて…」
木崎「…ファントムが言っていたのか」
直己「俺…俺…」
木崎「ダメだ…!絶望するんじゃない…!お父さんの死を無駄にするな!!」
凛子「木崎刑事…」
直己のひび割れが始まった
木崎「!!」
『絶望なんてさせない…』
凛子「ちゃん…」
『少し離れて』
は直己に手をかざした
わずかにひび割れが遅くなる
『晴人!急いで!』
木崎「どういうことだ…!?」
『ひび割れの進行が早い…!晴人の戦い次第で…直己くんの命が危なくなる…!』
木崎「!!」
そして私の命も…
ピシッ…!
『あぁ…っ!!』
凛子「ちゃん!!傷が…!?」
『平気…』
の腕の傷は少しずつ深く長くなっていく
晴人はフレイムドラゴンでファンオムを倒した
木崎「もうダメだ…直己くんがファントムに…」