第11章 「国家安全局0課」
追いかけた先には晴人の姿が
『よかった…』
は少し安心して晴人の元に向かった
『晴人!』
晴人「ったく…。お前ら勝手に出歩きやがって。後でお仕置きだかんな」
《ホント迷惑なでしゃばり野郎ッス!》
晴人「あぁ。それが俺のキャッチフレーズだ」
《シャバドゥビタッチヘンシーン!》
晴人「変身」
《フレイム プリーズ!ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!》
晴人《さぁ、ショータイムだ》
晴人はファントムと戦い始めた
は直己と木崎に駆け寄り、魔方陣をはった
直己「ありがとうございます」
『いいえ』
相変わらずこの木崎という人は無愛想だ
何を考えているのかよくわからない
『ここから出ないでくださいね』
は睨みながらそう言って、晴人の戦いに応戦した
晴人の周りにはグールが大量
は弓を構えて放った
『グールは任せて』
晴人《サンキュ!》
晴人はそのままファントムと共にどこかへ行ってしまった
ここより広いところを見つけたんだろう
しばらくすると晴人が戻ってきた
直己「晴人さん…!」
木崎「やめろ」
晴人の元に走り出しそうな直己を木崎が止めた
晴人「…………」
木崎「行くぞ。お前も来い」
『え…っ』
直己「嫌だ!!」
直己は木崎の手を振り払った
直己「あなたは…そうやっていつも逃げてばかりなんだ…!!」
木崎「え…?」
直己「今だってそうだ。危険なことは部下任せで…あなたは逃げることばかり考えてる。…父さんの時もそうなんでしょ…?危ないことは父さんに任せて…あなたは…父さんを見捨てて逃げたんでしょ!?」
木崎「……………」