第11章 「国家安全局0課」
直己「晴人さんとさんは悪い人じゃない!!俺を助けてくれたし!」
凛子「そうです!晴人くんとちゃんは私たちの希望です!!」
晴人「…ありがと」
『…………』
木崎「違う!君たちはただの化け物だ!」
『!!』
の心臓が大きく跳ねた
木崎「話は以上だ。直己くんをすぐ秋田へ」
「はい!」
男性は直己のカバンを持ち、肩に触れた
直己「嫌です!!」
「東京にいると危ないから」
直己「晴人さんとさんが守ってくれるから大丈夫です!…木崎さんが父さんの話をしてくれるまで…帰りません」
木崎「…………」
―――面影堂―――
晴人「じゃあ死んだお父さんが…あのメガネ野郎の先輩だったんだ」
直己「はい…。国安で木崎さんとコンビを組んでたんです。東京に住んでた頃は…木崎さんもよく家に来て…。父とはよく気が合ったみたいで。僕のことも弟みたいに可愛がってくれました」
凛子「信じられない…。木崎刑事にそんなとこがあるなんて…」
直己「でも…何だか人が変わっちゃって…」
凛子「え…?」
直己「父は…事件の捜査中に死んだんです…。その時…現場に木崎さんもいたらしいんですけど…詳しいことは何も教えてくれないし…。それ以来…何だか俺のことも避けてるみたいな感じで…」
晴人「それでアイツに会いたかったのか」
直己「父が死んだのは…木崎さんのせいだと思うんです!」
凛子「木崎刑事のせい…?」
直己「俺を秋田に追い払ったのも…近くにいていろいろ追求されるのが怖いからなんです、きっと!」
凛子「輪島さんを連れ去った理由を話さないのも…きっと追求されるといろいろ困るからなのかも」
晴人「ん~…」
凛子「ちゃん?」
『…………』
凛子「ちゃん!」
『!!な、何…?』
凛子「ちゃんはどう思う?」
『あ…私は…』
は困ったように笑った
『ごめん…。頭回らないや…。もう…部屋行くね』
晴人「…」
『じゃあ…』
は部屋に向かった
凛子「ちゃん…大丈夫かな…。帰ってきてからあんな感じだけど…どうしたんだろ…」
晴人「…………」