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仮面ライダーウィザード 

第10章 「ドラゴンの叫び」




『晴人ーーー!!!』

《なんだよ。魔法使いってのはこんなに弱ぇのかよ》

『許せない…』

《あ?》

はファントムに向かって弓を構えた

《次はお前が相手してくれんのか?》

『…………』

この矢に…
私の今持っている魔力の全てを込める

《すげぇ魔力だ…!!来いよ!!》

『あんたじゃない』

は川に向かって矢を放った


バシュッ!!


《あぁ!?何してんだよてめぇ!!》

『(これで…晴人は助かるはず…)』

は立てなくなり、地面に倒れた


ガッ!!!


『う…っ!!』

ファントムは首を絞め、持ち上げた

《お前…何したんだよ…!》

『離して…!!』

《てめぇも川に落としてやるよ。魔法使いと一緒に地獄に落ちるんだな!!》

『や…やめ…!!』

《じゃあな!》

ファントムはを川に放り投げた

『きゃ…!!』

ファントムはを炎の刃で切りつけた


バシャーン!!!!


『(セイレーンを呼ぶ魔力もない…私泳げないし…でも…晴人が…無事なら…)』


どんどん光りが遠くなって行く

そしてキレイな川に鮮やかな赤い液体が見える

『(このまま…死ぬんだ…。記憶を取り戻せないまま…)』

は目を閉じた


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