第54章 「終わらない物語」
洞窟に光が差し込む
は鎖で繋がれ身動きが取れない
戻ってきた怪物の手には男の子の姿が
『あ…!』
そして仮面ライダーディケイド、門矢士が現れた
手に持っているのはフォーゼのライダーリング
アマダム「無事取り戻したな」
門矢士はアマダムに投げ渡した
アマダム「これで13個…全て揃った」
カバンの中にライダーリングをはめた
アマダム「さぁ少年よ…この世界の外に行きたいんだろ?願いを叶えてやる、祈るんだ…昨日のように…私も共に行く」
門矢士「この世界を壊し…怪人達を溢れ出させるんだな」
アマダム「ようやくライダーリングを掘り当てたんだ…私をここに封じ込めた…外の世界に復讐するために!」
晴人「そういうことか」
『晴人!』
晴人「かつて罪を犯し…魔法石の中に封印された魔法使い……それがお前の正体か。子どもたちをそそのかし、この世界から抜け出すつもりだったんだな」
アマダムは全ての指にライダーリングをはめた
アマダム「ふんっ!いでよ!仮面ライダー!!さぁ…ウィザードを倒せ!!」
ライダーたちは晴人と囲む
『晴人…!』
アマダム「うるさい!」
ガッ!
『…っ』
アマダム「リングの持ち主の命令に従う……ライダーなど、所詮その程度の存在だ!」
電王《あぁ?何言ってんだ!バカかお前!》
アマダム「!?」
電王《俺達はリングの力で子どもたちに従ったんじゃねぇ。弱い者を守っただけだ!》
アマダム「ははははは!!この子は!怪人に変身する存在だ!それを守るのがお前たちの正義か!」
門矢士「ある人が言った。俺達は…正義のために戦うんじゃない…。俺達は…人間の自由のために戦うんだとね」
アマダム「何だ!?お前たちは一体!!何だ!!」
門矢士「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ。変身」
晴人「待ってろ。変身!」
2人のライダーは変身
アマダムは大量の怪人たちを召喚させた