第53章 「仮面ライダーの指輪」
『きゃあ!』
いきなり魔方陣が現れ、手だけが伸びてを引き寄せた
そして晴人も魔方陣の中へ消えた
着いたのは洞窟
辺りに石が転がっている
晴人「うわっ」
『ひっ…』
は晴人の後ろに隠れた
そこにはカラフルな服を着た背の高い、王冠をつけているおじさんが
「ようこそ指輪の魔法使いウィザーーーードっ。そして巫女…。う~ん、可愛いわねぇ」
晴人「あ、あ、あんたは…?」
「アマダム。っていうやつらしいぞ」
聞き覚えのある声に振り向く
晴人「仁藤…!」
『何でここに…!』
仁藤「ん?あー…」
いつも通り敵を倒して魔力を食べていた
すると声が聞こえて辺りを見回す
そこには大きな魔法石が
仁藤は魔法石に吸い込まれた
仁藤「というわけだ」
『(空間がめちゃくちゃすぎる…)』
今の仁藤にはキマイラの力はない
ということはキマイラの力があった頃の仁藤がここにいるということ
『(もう…頭疲れる…)』
仁藤「いやぁ、驚いたぜ~。魔法石の中にこんな世界があるなんてな」
アマダム「そして…楽園なの。彼らも…。ミラーモンスター、マカモウ、ドーパント、ヤミー…種族は様々よ。彼らは悪の存在であり、正義の仮面ライダーに倒され続けてきた…いやぁんもう!!彼らの魂はここに永遠に封印されているの。13個のライダーリングの力によって。ああん、ダメダメダメ!ダメ~!」
『(気持ち悪い…)』
仁藤「それを子供たちが持ち去ったんだってよ」
アマダム「地球が中天にあるとき…13個のリングに祈ると…封印が解ける、というわ」
晴人「地球が中天…?するとどうなる」
仁藤「あいつらが…現実世界に溢れ出すんだと」
『な…っ』
こんなの大量に地球に溢れ出したら世界は…!!
アマダム「ふふふふふ…」
晴人「…わかった。リングは俺が取り戻してくる。だから…もう手荒なマネするな」
洞窟の外で怪物が唸っている
『…!!』
アマダム「でも時間がないわ。地球はまもなくちゅうてーーーん!!!」
『え』
叫んだと共に小さくなった