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仮面ライダーウィザード 

第53章 「仮面ライダーの指輪」




旅の途中、晴人とは休憩がてらドーナツを食べていた

晴人「やっぱはんぐり~のドーナツじゃないとダメだな」

『あそこの味が懐かしいね』

晴人「みんなどうしてっかな…」

『きっと元気だよ』


《助けて…!!》


晴人「…!?」

『今の声は…?』

晴人「誰だ!」

辺りを見回すが誰もいない

晴人「どこにいる!?」

『晴人…あれ…』

晴人「あれは…魔法石…?」

少し遠い場所に魔法石が転がっている

2人は石の元へ

晴人は石を手に取った


《助けて…!!助けて…!!》


声は石の中から聞こえてきた

『これって…!!』

石は輝き、晴人とを飲み込んだ


―――――


晴人「はっ!!」

気を失っていた晴人が目を覚ました

晴人「ここは…どこ」

気がつくとそこは見知らぬ民家のような家

セミの声がうるさく鳴り響いている

晴人「私は…誰?」

横を見るとが眠っていた

晴人「…」


「いらっしゃいませ~!」

晴人「店長!?」

しゃがれた声で晴人の元に来たのは店長と思われる人

しかし髪の色は白く、眼鏡をかけている

晴人「どした…!?老けた…!?」

「失礼ねぇ、初対面の女性に!」

《ひどい!》

晴人「初対面?」

「どうしたんじゃね…?」

《店長!》

晴人「うわぁ!!」

そこに現れたのははんぐり~の店員に似た人物

晴人「何でお前までじいさんなんだよ…」

『ん…』

皆の声にが目を覚ました

『晴人…?』

晴人「お、起きたか」


「早く…!早く…!!」


男の子が女の子の手を引いて走っている

晴人「どうした…!」

晴人は起き上がり、子供たちの元へ

も起き上がり晴人についていく

晴人「どうした?何かあったのか?」

老婆「どうしたの?」



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